2011/04/07

願い

昨年の春に、海外から帰国した長男は、また今年の春頃予定で海外へ行きます。成人を過ぎた今も心配事は尽きません。今回の大震災時には海外の友人たちが心配して無事なのかとメールをくれたそうです。遠く離れていても自分の事を気にしてくれる友人たちに「有難い」と息子は実感しました。 また遠い国に旅立つのかと思うと複雑ですが、ふとあの油絵の事を思い出します。この子が幼かった時にはよく絵画展に連れて行きました。でも本人はあまり覚えていないみたいですが..ある時、二人でノ―マンロックウェル展に出かけた時に油絵の"If Mother Could Only See Me Now(Soldier Mending Socks)、お母さんに見せたいものだ(靴を繕う兵士)”を目の前にして、こんな青年に育てたいと思ったものでした。そして今日は次男の息子の入学式でした。行き帰りに車窓から流れ見る桜の木。春、麗らかな気分だとその桜も綺麗だと思えますが、苦しい時や悲しい時、逆境の中では目に映るものすら別世界。日本人の一人として一日でもはやい復興を願うとともに今日という日がどれだけ貴重な一日だったかと改めて思い知らされました。息子たち、娘にもどんな時でも乗り越えていける逞しい人間になれ!と私は願います。

0 件のコメント:

コメントを投稿